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「自然公園における法面緑化指針」というのを環境省が出しています。この環境省の方針に基づいて、酸性土壌の緑化は行われています。従来の酸性土壌の緑化では、発芽・成長の速さや価格面、流通性の点で優れることから、外来緑化植物が積極的に利用されてきました。
外来緑化植物による酸性土壌の緑化は、低コストで早期被覆を実現し、侵食防止に効果を発揮する点で、法面・斜面緑化の現場に寄与してきた。
しかし、外来緑化植物を使用することによって、生態系・種・遺伝子の各レベルの生物多様性の保全において、諸問題が生じている。指針ではその点に留意しながら酸性土壌の緑化を行う必要を言っています。
酸性土壌の緑化にはバイテクソイルを使用した方法が利用されることが多い。例えば、バイオ・植生注入マット工法やバイオ・プラスターチ種子吹付工法やバイオ・種子吹付工法などがあります。
強酸性土壌にはバイオ・種子吹付工法が利用されます。メリットは石灰等によるpH調整が不要であることです。バイオ・プラスターチ種子吹付工法はテラマック(生分解性繊維)により、植生金網に変わる補強材を使用した酸性土壌の緑化です。
これは省力化・省人化に優れた工法と言われています。酸性土壌の緑化と言っても色々な手法があるので、その状況、予算に応じて方法が選ばれています。
酸性土壌の緑化でよく見かける方法として、バイオ・植生注入マット工法があります。植生注入マット工法は、バイテクソイルを入れたマットを設置する緑化工法で、あらゆる法面に設置可能です。
今までの実績も多く、一番メジャーな方法ということです。酸性土壌の緑化において、大事な耐久性に優れており、20年以上の維持実績もあります。他の手法では難しい勾配においてもこの植生注入マット工法は利用できます。
たぶん、この酸性土壌の緑化の工法名は知らなくても見かけていると思います。
中には自然環境に対して、深い関心を抱いている人もいるでしょう。それなら、海外で行われる酸性土壌の緑化の活動に参加してみるのはどうでしょうか。
と言っても、実際に海外で酸性土壌の緑化を行うために、何をすればいいのか分からないという人もいると思います。海外で酸性土壌の緑化を行うには、自分だけではどうする事もできませんので、この活動を進める団体に所属するのが手っ取り早いでしょう。
海外で酸性土壌の緑化を行うには、渡航費などもかかりますのでハードルは高くなります。
しかし、酸性土壌の緑化を海外で行うと、多いに環境の保護に貢献する事ができます。興味があるという人は、調べるといいでしょう。